超高速アルゴリズム取引について考えた

東証もアローヘッドを導入して、しばらく経ちました。
巷ではコンピューター同士の超高速取引が問題になったりしているよう。
特に個人投資家が犠牲になる的な言葉を聞くわけです。
コンピューターが1秒間に何百回も売買している中で人間は遅いから不利だ、ということらしいです。

確かに今までと板の動きが違うと感じることはありますが、個人投資家がそれで儲からなくなるような影響って本当にあるのだろうかと思うわけです。

「ティック抜き」と呼ばれる、買って1円か2円上がったら即座に売り、上澄みをすくうように薄利を重ねる人は困っているのかな?

板の厚みなどを見て売買とか言うけど、”板が厚いから安心”と言われたり、”板は厚い方に流れる”と言ったりで株のことわざや教えほどいい加減なものはないと思っているわけです。

見せ板や騙しなんかも昔からありますよね?

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超高速アルゴリズム取引でココが変わったなと思うこと

板の動きが以前とは違う感じ

アイスバーグ注文なんかそうですが、板の動きは確かに変わったかなと思うことはあります。
たまに点滅するように買いや売りが出ては消えて、AI壊れてるのがいるなと思ったり。
あとステルス注文は多くなりましたね。これについては確かに板の数字を見ているだけだと翻弄されてしまうかもしれないと思います。
個人についても証券会社の注文方法が多様化しましたよね。逆指値やらOCOやらから始まり、トレードステーションでも”マネックスアルゴ”という、条件分岐が出来る注文方法があったりします。

ただ板の動きが変わったから手に負えないといった感じではなくアルゴ独特の動きがあるので、それを掴めば振り回されることはないと思うのですが。勉強することが増えて大変なのは頷くばかりです。

あと思うのがトレードソフトについて情報格差が広がってきたということ。
トレードリテラシーとでも言いますか、使いこなせた人のほうがトレードの選択肢は広がり、チャンス(損するチャンスもですが)も増えますよね。

トレンドができやすくなった

アルゴ取引と言っても現在のものは人間がプログラムしたものですし、AIが考えるのは「こういうイベント(ハプニング)があったら人間はこうするだろう」という過去に基づいた判断なわけです。

いくら優秀なコンピューターでも過去と人間を参照するしかないわけで、これから外れるとみんなと違う方向に売買してしまうわけで損をする結果になります。

私が思うに、それぞれのAIが「みんなと一緒」を考えるので、イベントやハプニングがあったときに一斉に一方向に動き出す力がとても強くなったなと感じるわけです。

今年のアメリカ大統領選挙も暴落して次の日には逆にプラスになりました。
本来は数日かけて処理される気持ち(注文)が1日でこなされてしまうスピードがあるように感じます。

これは大儲けするチャンスでもありますが、スイング売買をやる人にとっては迷惑ですよね。

損切りポイントをかなり低めに注文して会社に行き、帰ってきたらビックリ損切り約定されているわけですね。で次の日は元通りで何事もなかったように上がっていくわけです。
私を弄んだのね!と言われてもマーケットは反論できないはず。

イベントなどが株価に織り込まれるのが早くなった

○日に偉い人の演説があります、なんてイベント予定が出るとアルゴリズムが反応しだすわけです。イベント前にツイッターや報道の言葉を拾ってこれも即座に反応し売買します。

イベント当日までの一言一句で即売買されているのではと考えています。なので、逆にイベントがある当日には株価が動きにくいのを感じています。

こういう部分は前よりも変な動きが無くなって、売買しやすくなったかなと思います。
イベントの結果をアルゴが予測して当日に向けて徐々に収束していく感じです。

逆にサプライズがあると、前節で書いたとおり一気にトレンドが逆に傾き株価が動きますけど。
このようなアルゴの動きを利用して一儲けできそうですね。

アルゴ売買に揉まれながら勝つには

買い・売りの明確な根拠を常に意識すること

支持線だから買う、前の高値だから売る、といったように自分なりのスタンスを明確に持つこと。

アルゴリズムはプログラムで作られるので判断の根拠が明確です。
人の気持をif文などを用いたプログラムという言語に置き換えないといけないので、なんとなくこっち、など曖昧なものではプログラムは作れません。
これは自分が思っていることを文章に書くのと同じですね。

つまり売買の理由がないと売り買いできないのがアルゴリズムで、理由がとなるところで売買注文がされるわけです。
そんな中で自分だけ曖昧に売買すると、アルゴが作るトレンドに一気に持っていかれることになります。

リスクは常に考えること

支持線で買ったときに、この線を踏み抜いたら次はどこで止まるかを考えること。
それも踏まえて一時の気持ちで全力で買ったりしないこと。

トレンドが出来た時の動きが激しいので損切りポイントはきっちり注文を出しておくこと。
イベントの結果、株価がどう動くか想像できない場合は勝負から降りておくこと。

想像の範囲を超えた部分は全てリスクであり、そこから先は投資→博打、そして退場へ…となります。

板の動きに翻弄されない

板の動きがチョコマカとして点滅が早いと勝手に興奮状態になる人がたまにいます。
こういう時は退場ランプも点滅していると思います。
先に書いた、売買の”根拠”をしっかり握りしめましょう。

こうしてみると、特別なことはないと改めて思うわけです。
アルゴだからウンヌンといった妄想が一番自分を追い詰めていくのかなと思います。

いつの時代も変化に対応できる人が生き残る

アルゴが入ってきてデイトレで利益を揚げられなくなった人がいるとしてですよ、個人投資家が板をリアルタイムで見ることが出来るようになったのは最近なわけです。ちょっと前まで上下5本足しか出なかったし。

私的には10年前のほうがマザーズなんかはエグい動きをしていたと思いますし、それがたまたま得意だった人もいれば今のほうが得意な人もいるんだろうなと思います。

もっと前の売買手数料が数千円とかウン万円とかかってた時代もあったし、固定相場制から変動相場制になった時も困った人はいたでしょうね。

時代を感じてスタンスを変えていくのは投資家の宿命かもしれないですね。

だから儲ける意識より、生き残る意識を持ったほうが投資家として長生きできると考えています。

退場する人はマーケットにお金を献上して去りますからね。

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