国内の一般的なトレードソフトは銘柄一覧やチャート、気配値などがウィンドウごとに分かれそれぞれを調整して並べれば、ほぼやれることはやった感じになります。
そもそも複数画面で使う前提になっていないソフトもあり、融通が効かないなぁと思うことがある反面、覚えることが少ないので慣れやすいかと思います。
トレードステーションは複数画面に対応していて、しかもその中でページを複数作れるので、多機能ですが複雑でとっくきにくいかなと感じます。
この辺の大枠をすっきりさせておくと細かい部分を理解するのに混乱せずに済むかなと思います。
トレードステーションの大枠の仕組み
とりあえず覚えなきゃいけない言葉ですが、デスクトップ、ワークスペース、トレーディングアプリウィンドウ、この3つ。
すごく大雑把に捉えると、
デスクトップ > ワークスペース > トレーディングアプリウィンドウ となっています。
デスクトップとは
Windowsのそれじゃないの? となりますがちょっと違います。
もうここが混乱のはじまりなんですが、まずWindowsのデスクトップは一度頭から外しておいた方が分かりやすいかも。
ワークスペースが収まる一番大きなウィンドウになります。
Windowsのソフトを立ち上げるとだいたいこんな感じだし、なんでわざわざ”デスクトップ”という言葉を使うの?となりますが、
トレードステーションは複数のディスプレイでも使えることが前提に出来ていますが、強引にとらえると、
ディスプレイの数 = デスクトップの数
といった感じかな?
間違ってたらご指摘よろしくです。
ワークスペースとは
ワークスペースはエクセルでいうと”シート”と同じ役割というのがピッタリかも。
日頃のトレード用、銘柄を見つける分析用などそれぞれを用意しておいて、使いたい場面で切り替えて使うことができる便利な機能です。
画面の一番下に”見出し(タブ)”で表示されます。
見出しをクリックすることでウィンドウ(ワークスペース)を切り替えられます。
ワークスペースは自分で名前も付けられるし、追加や削除もできます。
ここだけ見るとエクセルのシートとそっくり。
トレーディングアプリウィンドウとは
マトリックス(気配値)やチャート分析などのウィンドウのことです。
トレードステーションはいちいち名前がややこしいので面倒ですよねー。
デスクトップを複数使うのはこんな場合
マルチディスプレイで運用している場合は複数のデスクトップを使った方が管理しやすいと思います。
23インチと42インチのディスプレイを並べて表示したところ。
デスクトップを2つ表示してみました。
メニューやツールバーがそれぞれの画面で表示されるのが特徴です。
ツールバー類はデスクトップごとに非表示にでき、そうするとタイトルバーといメニューバーしか表示されなくなるので、最大限に表示することも出来ます。
ただし、”デスクトップ1”のツールバーで”デスクトップ2”にあるウィンドウを操作するなどは出来きないので、ウィンドウの調整が終わって後は表示するだけという使い方でですけど。
もちろん、1つのディスプレイに複数のデスクトップを表示することもできますが、メニューやツールバーがデスクトップの数だけ表示されてしまうので邪魔になるかなと思います。