レーダースクリーンの初歩的な使い方を前に紹介しました。
この記事ではごく簡単な操作をまとめましたが、もう少し便利に使いたいということで、レーダースクリーンの応用的な操作をまとめていきたいと思います。
銘柄をコツコツ調べてこれから上がりそうな銘柄一覧が出来て、よしこれで勝てる!と意気込んだけど、ふとした気の緩みでレーダースクリーンウィンドウの×ボタンをクリックしてしまった私。あなたにもありますか?
あっ、いけねーと思って、疑うこと無くもう一度トレーディングアプリからレーダースクリーンを出して衝撃。銘柄一覧が消えてました。
自動バックアップとかしてくれないのね、悲しい。
慣れないうちはこんなミスをしてしまいがち。
とりあえず銘柄を保存する方法だけは最初に覚えておいた方が良いと、何回か銘柄を消してしまった私からのおすすめです。
カスタムシンボルリストを活用する
いきなり出てきた長いカタカナですがこれが大変便利でして。
”カスタムシンボルリスト”は、トレードステーションの銘柄一覧を管理する機能の名前なんです。
これを利用すると銘柄一覧を好きな名前を付けていくつも保存できたり、保存したものを後で編集できたり、レーダースクリーンにに呼び出したりできます。
カスタムシンボルリストの機能をみていきたいと思います。
銘柄一覧の保存の方法
1.銘柄コード列を全選択する
”銘柄コード”の項目タイトルでクリックして、銘柄コード列を全選択します。
うまく選択されると銘柄コード列の色が反転するので分かると思います。
2.”銘柄コードをカスタムシンボルリストに追加する”ボタンをクリック
ツールバーの”銘柄コードをカスタムシンボルリストに追加する”ボタンをクリックする
(右クリックメニューにもありますのでお好きな方で)
3.リストの作成からカスタムシンボルリストを作成する
ダイアログの下部、”追加される銘柄コード”に選択した銘柄一覧があるのを確認して、”リストの作成”をクリック、出てきた一覧から”カスタムシンボルリスト”をクリックする。
4.カスタムシンボルリスト名を入力する
好きな名前で良いのですが、ここでは”otanoshimi”と入力してOKをクリックしました。
日付とかを入れておいても管理しやすくなるかもしれないですね。
5.名前を確認して保存する
保存されるとこんな風に先ほど付けた名前が登録されます。
確認できたらOKをクリックします。
これで”カスタムシンボルリスト”に銘柄一覧が保存されました。
※入力した名前が表示されても、キャンセルをクリックしてしまうと銘柄コードが空のリストができてしまうようなので注意してください。(私の環境だけかもしれないけど)
カスタムシンボルリストから銘柄一覧を呼び出す
次に保存した銘柄一覧をレーダースクリーンに表示してみたいと思います。
準備として”トレーディングアプリ”から、新しく空のレーダースクリーンを表示しておきます。
1.挿入したい行を選択する
銘柄は一番上だけでなく途中の行からも挿入できます。
ここでは試しに5行目から挿入してみたいと思います。
レーダースクリーンの5行目の”行数”か”銘柄コード”欄で右クリック、メニューからシンボルリストを挿入”をクリックする
メニューバーの”挿入”にある”シンボルリスト”も同じなのでどちらでもOK。
2.挿入するシンボルリストを選択する
ダイアログの”シンボルリスト”の”カスタムシンボルリスト”をダブルクリックし、先に付けた名前(otanoshimi)を選択してOKをクリックします。
名前をクリックしただけだと右側の”銘柄コード”の欄が空欄なのですが、名前(otanoshimi)をダブルクリックするか、”銘柄コードを表示”ボタンをクリックすると、保存した銘柄の一覧が表示されます。
3.シンボルリストが挿入されたか確認する
レーダースクリーンの5行目にシンボルリストの名前がラベルとして表示され、その下に銘柄が挿入されていれば成功です!
ラベル行が不必要な時は、銘柄コード欄(otanoshimiと書かれた欄)をクリックした後、”Delete”キーで削除できます。銘柄を消すときと共通の操作ですね。
レーダースクリーンはエクセルのように、ラベル行を設けたり、空の行を作って複数の銘柄一覧を管理したりすることもできるのでなかなか使い勝手がよいです。
カスタムシンボルリストの編集
1.”カスタムシンボルリストを編集”を開く
メニューバーの”設定”から”カスタムシンボルリストを編集”をクリックして、ダイアログを開きます。
2.自分の好きなように編集する
編集したいリストを選択すると右側に銘柄一覧が表示されます。
あとは、好きなように編集していくだけです。
【各ボタンの機能】
- 検索 … 銘柄検索のウィンドウが開きます。
- リストから挿入 … 他のカスタムシンボルリストを挿入することができます。
- 削除(右端のやつ) … 銘柄を選択してクリックで削除できます。(銘柄を選択して”Delete”キーでもOK)
- 上(下)へ移動 … 銘柄を選択してクリックで上(下)へ並び順を変えられます。
- ソート … 銘柄コードで昇順、降順に並び替えできます。
カスタムシンボルリストの削除
銘柄一覧をまるごと自体を削除したい場合は以下のように操作します。
1.リストを選択し、削除ボタンをクリック
削除したいシンボルリストを選択して、下側にある”削除”ボタンをクリックすると削除できます。
”名前の変更”もここでできますね。