記事が長くなったので3回に分けています。
- 株の練習方法(スイング売買)~準備編~
- 株の練習方法(スイング売買)~練習方法編~
- 株の練習方法(スイング売買)~実践編~
株で儲ける方法は十人十色ですよね。
私の場合はテクニカル分析が主でファンダメルもキにしながら売買の判断基準にしています。
私は株の運用があまり上手くないのでトレードが失敗に終わることも多く、気持ち的に凹むこともあります。
それでもまた立ち上がってぽつぽつ歩き始めるわけですが、そんな時はひたすら株の練習をします。
皆さんは練習してますか?
目次
利益をあげている人は練習はしないほうがいい
株の運用に”練習”とかなんだかピンとこない感じですよね。
どちらかというとセンスが問われる分野かなと思っていますし、そういう人もたくさんいるのかなと思います。
株やFXが上手い人は呼吸をするように利益を上げる人もいて、自分の能力の無さに情けなくなることもあります。
練習しなくても利益を上げている方は練習なんか要らないと思うわけです。
練習することで微妙なタイミングや感性がズレて、一気に損する体質になってしまうかもしれないと思うわけです。
下手に知識を得ることも邪魔になるだけなのでやめた方がよいくらいです。
最初からセンスがある人はそのままで行きましょう。
ビギナーズラックを崩す必要はないです。
と言ったものの、あれこれ気になって情報を集めだしたり、不安になってきてしまうのではないでしょうか。そうすると上手くいっていたがワンテンポずれて、好循環が逆転してしまいます。
つまりどうやっても損をするようになってしまうわけです。
多くの人については、安定して稼げるようになるには勉強と練習が必要になるんじゃないかなと思います。
損をしている人は今すぐ投資金額を抑えること!
損したトレードをした人、とりあえず投資金額を抑えましょう。
株を始めたとき自分とマーケットは対等と思って勘違いしてしまいます。
戦(いくさ)に例えると、開戦したときから大部分の陣地が取られ、砲弾は雨あられのように降り責められまくっている戦況です。
お店で言えば、毎月赤字を垂れ流している店を黒字にしろと素人が経営に入るようなものです。
攻めを考えるよりまずは防御!
そうしないとすぐに敗戦、閉店です。
最初の任務は、少しでも兵を減らさず、または垂れ流し続ける赤字を食い止めることです。
とりあえず続けられる状況を作ること。これが命題です。
個人投資家の防御は、投資金を減らさないことです。
生き残っている間に情報を集め、経験を積み、少しずつ戦況を打開していくのです。
これは体質改善のようなもので、いきなり利益を上げれるようになりません。
自分を変えることなのです。
損失は徐々に減っていき、やがてトントンになり、少しづつ利益が上がるようにます。これが真っ当な成長です。
ヘタは練習しないといけない
残念ながら私は株のセンスが壊滅的です。自分の感性を信じて売買するとみごとに最高値で買い、最安値で売るので損する天才かなと思っています。
私の他に、株を始めてから儲けより損をした金額の方が多い方、残念ながらそのまま続けてもどんどん削られるだけです。何もしない限り好転することは期待できないでしょう。
練習する意味
株式投資をしていると調子が良い時もあれば、なんでこんなに逆のことをしてしまうのだろうと途方に暮れることもあります。
後から振り返るとバカみたいな判断で売買をしてたりして落ち込んだりもします。
自信を無くして落ち込んでしまったときに、自分を救ってくれるのは株の練習です。
とにかく練習・練習・練習これしかないです。
練習して自信を取り戻したらまたマーケットに参加します。
株は習うより慣れろ
株は頭を使う勉強のようなイメージを持っている方もいると思いますが、実はスポーツやピアノ、お習字などの習い事と同じだと思います。
知識や理屈を詰め込めは勝てるわけではなく、素振りを何千何万回としたり、同じ曲をひたすらマメができるまで練習たりして本当に少しずつ上手くなるわけです。
頭で理解していても、いざ想定外の状況になると”心”に振り回されます。
本番で力を出すには、”確信”が必要です。
不確定な未来を選択する確信ではなく、自分に対しての確信です。
未来の選択にはいつでも懐疑的、だけど確信を持つのです。
そうなるために練習を嫌というほど繰り返し身体に染み込ませるのです。
顕在意識から潜在意識によく落とし込まれ、直感が冴えるように。
株価チャートは人の気持ちが数値に置き換わって形になったものだと思います。
そして人の心は時代でそう簡単に変わらないものです。
過去のチャートを見ると、多少は違いますが同じような形を繰り返します。
100年に一度の出来事のときも、資本主義はもうダメかと言われたときも、株価の水準はともかく同じような形を描きます。
過去のチャートの反復練習が自分に確信を与えてくれます。
練習に必要なもの
今回は私が日足のスイング売買でやっている練習方法を紹介しますが、珍しいことは一切ないしとても地味です。自分で練習をしている人にとっては必要ない情報かもしれませんが、これから始める人向けに事細かに書いていこうと思います。
練習するにはいくつか揃えなければならないです。
といっても株をやる上では必須なものばかりなのでそんなに困らないと思います。
株式チャートが見られるソフト
なるべく長い過去が見られるチャートがあるとよいです。
トレードステーションだと日足で1991年の最初から見られるようで、これだけ見られれば十分です。ありがたい。
【日経平均の日足チャート 1991年1月4日から表示される】
テクニカル分析指標
株の売買が初めての人は移動平均線3本(5本、25本、75本)を表示してください。これとローソク足だけでも利益は出せます。(これだけで良いと言えます。)
あとはおまかせ、好みのものでどうぞ。どれを使えばよいか分からない方は、ネットで調べると様々なものが出てくるので参考にしてみては。
テクニカル指標は奇をてらったものでなくても十分利益が出せます。何を使うかよりどう使うかのほうがすごく大事です。
相棒みたいなものなので、自分にピンと来るものがあるとよいですね。
ポイントはテクニカル指標の数はなるべく減らすこと。
チャートの場面により効果を発揮するテクニカル指標が異なるので、どんどん追加して完璧にしようとなりがちですが、いざという時に判断が鈍って自分の首をガッチリ締めてしまうことになりかねません。たぶんなります。
私の場合は、移動平均線が主で、サブとしてボリンジャーバンド+RSIを用いています。
RSIは表示していますがほとんど使わない感じです。
【現在練習しているチャート】
- 株の練習方法(スイング売買)~準備編~
- 株の練習方法(スイング売買)~練習方法編~
- 株の練習方法(スイング売買)~実践編~